
静岡県・熱海市のホテルニューアカオで28日、一夜限りのディスコイベント「Hotel New Akao 80‘s Disco」が開催されました。約350人が集まり、昭和レトロな雰囲気のダンスホールで懐かしの洋楽ヒットソングとダンスを楽しみました。

ホテルニューアカオは1973年に開業。熱海・錦ヶ浦の断崖絶壁にそびえ立ち、半世紀以上にわたって多くの人々に愛されてきました。総客室数352室、5万平米29フロアという広大な館内も特徴で、海洋上にそびえる「オーシャン・ウイング」と断崖絶壁の頂上に佇む「ホライゾン・ウイング」に2棟から成っています。

写真提供:ホテルニューアカオ
オーシャン・ウイングは豪華客船がモチーフで、純白の外壁が眩しい活気ある昭和が息づく高層ホテル。ホライゾン・ウイングは鳥をモチーフにした淡いピンクの外壁の、豪奢なローマ建築の装飾に彩られたリゾートホテルです。

現在ホテルニューアカオでは、昭和の豪華絢爛な建築美を守りながら現代的な快適性と滞在価値を高めるため、2026年4月から段階的な大規模リニューアルを行っています。

10月にはオーシャン・ウイング15階にある“海を270度見渡す”ダンスホール「サロン・ド・錦鱗(きんりん)」が美装されたばかり。

写真提供:ホテルニューアカオ
今回の「Hotel New Akao 80‘s Disco」は美装後のサロン・ド・錦鱗で開催されました。270度見渡すことができるホールからは、熱海の夜景が広がります。

熱海といえば、東京から新幹線で40分前後とアクセスの良い観光地。海鮮丼やスイーツ、温泉、花火とたくさんの見どころがあり、2024年度には約622万人の観光客が訪れています。その一方で日帰りできてしまうことから、夜まで人が滞在しないという問題も。今回の「Hotel New Akao 80‘s Disco」は夜の経済活動(ナイトタイムエコノミー)を活性化し、宿泊につなげるために開催されました。

同イベントは、「ディスコの日(7月22日)」の制定者であり、“80’sディスコ伝道師”として知られるDJ OSSHYがメイン演出を務め、DJ Georgeとともにさまざまな楽曲を披露。ビージーズやKC & ザ・サンシャインバンド、シェリル・リン、ダン・ハートマン、マイケル・ジャクソンなど、70年から80年代を代表する名曲をプレイし、集まった人々は熱狂に包まれながら思い思いに踊っていました。

会場内では、音楽だけでなく食やドリンクにおいても「80年代と熱海の地域の魅力」を発信。

写真提供:ホテルニューアカオ
ローストビーフやバラエティホットドッグ、彩りプチちらし寿司、

静岡県産茶そばサラダなど、ホテル自慢の和洋料理がフィンガーフードとしてずらりと並びます。

昭和の若者を魅了した定番カクテル「ウイスキーコーク」や、どこか懐かしい味わいの「ミルクセーキ」なども提供されました。
また熱海産ハバノリ、熱海橙、静岡茶、静岡レモンをブレンドしたホテル限定ジン「SEACLIFF HOTEL NEW AKAO EDITION」を使用した特製カクテルは、熱海市のクラフトジン蒸留所「SEACLIFF」と共同開発。もともと夏季限定で営業していた「メインダイニング錦」のテラスエリアで、「SEACLIFF HOTEL NEW AKAO EDITION」を提供していたことから、本イベントでもコラボレーションしたといいます。

音楽を聴きながら、ダンスの合間に、夜景を眺めながら……それぞれが手軽につまみながら美食を味わっていました。

また館内の「にぎわい横丁」の駄菓子屋が、会場内に「あまのやニューアカオ商店 80’s」として出張店舗を限定オープン。80年代の駄菓子や駄菓子年表が掲示され、当時の記憶を呼び起こす演出が行われました。

この日東京から宿泊しに来た夫婦は、「懐かしい」「あの頃を思い出す」と笑顔を見せ、音楽とダンスを楽しんでいました。またディスコイベントの参加自体は初めてという女性2人組もノリノリで踊り、「今後も定期的に開催してほしい」「ディスコイベントがあれば、日帰りではなくそのまま熱海に宿泊する」と話していました。

昭和の豪華絢爛な建築美を守りながら、現代的な滞在価値を高める挑戦を続けるホテルニューアカオ。一夜限りのディスコイベントが見せた大きな熱気は、単なるノスタルジーにとどまらず、熱海のナイトタイムエコノミー活性化と「宿泊したくなる夜の魅力」を力強く提示しました。オーシャンビューの絶景と懐かしの音楽が交差するこの場所から、熱海観光の新しいストーリーが始まろうとしています。

